車両型式
2代目追加
内容
"フィットのイメージを崩さないエクステリアデザイン、1.5Lガソリンエンジンとハイブリッドという2種類のパワートレーン、そして特徴的なセンタータンクレイアウトなど、全長が510mm延長されたワゴンボディである以外は、ベースであるフィットと大きくは変わらない。そして、これこそがフィットシャトルの優れているところでもある。
ベース車に対して車重増など、燃費面におけるハンデを抱えてしまうのが、ワゴン化におけるデメリット。ところが、フィットハイブリッドはハイブリッドで30.0km/L、1.5Lガソリンエンジン車で20.0km/Lというベース車と同じ数値をキープしているのだ。約70kgの重量差をカバーすべく、エンジンフリクションやブレーキ回転抵抗、空気抵抗をより一層低減。ハイブリッドシステムにもメスが入れられ、モーター走行時に燃料ポンプや点火システムが停止する制御を加えるなどの高効率化が図られている。
“シャトル”最大のウリであるラゲッジスペースは、5名乗車時で1020mmという荷室長を活かし、496Lもの用量を確保。さらに、床下には機内持ち込みサイズのスーツケースを収納可能な94L(ハイブリッドは21L、4DW車は50L)のスペースも用意されている。
また、ただ広いだけではないのが、フィットシャトルのラゲッジの特徴だ。床下収納スペースのリッドを開ければ1200mmもの荷室高を稼ぐこともでき、27インチの自転車をそのまま積み込むことも可能。また、床下収納スペースの底にはリバーシブルマットが設置(1.5L車)され、普段はカーペット素材、汚れ物や濡れた遊び道具を積み込む際にはワイパブルマットと、両面を使い分けられる。さらに、ラゲッジフロアボードも同様のリバーシブルタイプになっているうえ、どちらの面にも折り畳めるダブルヒンジ構造。これらを組み合わせれば、趣味や目的に応じて多彩なアレンジを生み出せるわけだ。
走りの面においては、ミドルセダン並みの上質さと静粛性を目指したフィット『15X』より、さらに上をねらった仕上がり。ベース車よりワイドな185/60R15タイヤと、それに合わせたサスペンションセッティング、遮音材や吸音材の追加などによって、アコードクラスに迫る性能を実現したという。燃費においても、広さにおいても、質感においても、まさにクラスレスである。"
目次
Introduction
アウトライン
ドライビング・インプレッション
ライバル車比較試乗インプレッション
開発ストーリー
デザイン・インタビュー
使い勝手徹底チェック
メカニズム詳密解説
アクセサリー&ドレスアップパーツガイド
バイヤーズガイド
縮刷カタログ