内容
"両側スライドドアの利便性や開放感バツグンの広い室内空間を一度味わってしまうと、もうミニバン以外には窮屈で乗れない……。そんな日本のミニバンユーザーをも満足させてしまう、驚異のコンパクトカーの登場だ。
スズキの主力たる軽自動車でもない、同門のスイフトでもない、新プラットフォームが採用されたディメンションは、全長3710mm×全幅1620mm×全高1765mm。コンパクトカーの中でも小さめの全長・全幅に対して、かなりノッポなスタイルを持つ。これで室内高はセレナ並みの1345mmも確保され、とてつもない開放感が創出されている。
この広い室内を縦横無尽に移動できるよう、前席左右、さらに前後席間のウォークスルーを用意。シートアレンジも豊富で、後席には165mmのシートスライドやリクライニング機構が備わる。また、後席格納はワンタッチでラゲッジスペースを拡大できるダブルフォールディング式(X/Sグレード)で、サーフボードなど長い荷物を積む際には、助手席を前倒しにしてスペースを稼ぐことも可能だ。
コンパクトカークラスでは希少なスライドドアは、運転席側と助手席側の両側に装備。開口幅は580mmと十分で、低いステップ高(365mm)のおかげで乗り降りもラクラクこなせる。ドア張り出し量は150mmと少なめで、狭い場所での開閉が余裕でこなせるのも特徴だ。
エンジン&トランスミッションは、スイフト同様の1.2L&副変速機構付きCVT。ミニバンだと広くて快適なぶん燃費が犠牲になりがちだが、コンパクトボディのソリオは10・15モード燃費22.5km/L(G)を誇る。全グレードがエコカー減税75%対象で、“エコノミー”度における魅力も十分だ。"
目次
アウトライン
ドライビング・インプレッション
ライバル車比較試乗インプレッション
開発ストーリー
デザイン・インタビュー
使い勝手徹底チェック
メカニズム詳密解説
アクセサリー&ドレスアップパーツガイド
バイヤーズガイド
縮刷カタログ