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最強のホンダエンジンを搭載し、最強と言われたふたりのドライバーを擁したマクラーレン。その活躍は、エンジンがターボからNAに変わろうとも、前年の圧倒的な強さをそのままに、アイルトン・セナとアラン・プロストによるチームメイト同士の争いがシーズンをとおして行われていた。
しかし、89シーズンは前年からひとつだけ違う点があった。それは表面化したチームメイトへの不信感。セナ6勝・60ポイント、プロスト4勝・76ポイントで迎えた鈴鹿、日本GP。逃げるプロストをセナが追う展開のレースは、47周目に起きたアクシデントから二転三転、当時、誰もが予想しなかった結末となる。
[1989.10.22/鈴鹿サーキット]