内容
【技術者の執念で築き上げたロータリーの花ここに咲く】
こちらは歴史に残る傑作車シリーズともいえるもので、日本の歴史的な1台を過去のモーターファン誌の豊富な資料のなかから紹介するものです。
可能であれば当時の技術者へも追取材をかけ、当時ではきくことのできなかった秘話も展開しています。
この雑誌のコンセプトは、ニューモデル速報・すべてシリーズのタイムスリップ版ともいえるものです。ニューモデル速報は1981年の「トヨタソアラのすべて」から展開されていますが、それをもっと前のクルマにまで遡って刊行しようという試みです。今回の「初代サバンナRX-7のすべて」は第4号となっているのです。
■脱排ガス時代のフラッグシップ
サバンナRX-7とはまさに驚異的なクルマでした。排ガス規制で弱ってしまった日本車のなかで、やっとパワーを取り戻した1台だったのです。クルマの走る楽しさを蘇らせた1台だったといってもいいでしょう。その最大の特徴は、やはりコンパクトなロータリーエンジンを搭載することです。スペースを極限まで突き詰めることで、実にコンパクトなスポーツカーが誕生したのです。
■ポルシェものまね疑惑?
初代サバンナRX-7には、その誕生以前にポルシェ924が登場しており、そのものまねぶりが指摘されたりもしました。その真相はどうだったのでしょうか? 過去のデータを集めながら、そのあたりも検証してみました。また、現代の目で使い勝手も徹底検証。割り切りのよい、そのパッケージを再確認してみましょう。
目次
70〜80年代をゆくマツダテクノロジー決定打
ロータリーを活かしたロー・シルエット・クーペ
フォトギャラリー THE RX-7 with A CALM
トータル解説 初代サバンナRX-7
アウトライン・オブ・サバンナRX-7 SA22C
モーターファン・試乗レポート読み解き
サバンナRX-7とライバルたち
激走! ハイウェイフィーバー 盛岡─三次1400km
モーターファン・ロードテストに見る実力
デザイン解説・924とは異なる志を見た
使い勝手徹底チェック2015
開発のドラマ・ヒット商品が生まれるまで
メカニズム解説
初代サバンナRX-7の変遷を追う
プレゼントコーナー
初代サバンナRX-7・1978(昭和53)年3月版・カタログダイジェスト